けいれん性発声障害(AD/SD)とは

声がつまって話しにくい

こんな辛い思いをどの医療機関に相談すればよいのか?

けいれん性発声障害は声を出そうとすると自分の意志と無関係に声帯が異常な動き方をしてしまう病気です。この病気にかかった方しかわかりませんが、体の面だけでなく心の面においても非常に辛い思いをされています。

診断が困難な為、耳鼻科や内科・外科を何軒受診しても、「異常なし」「精神的なストレスが原因」とだけ言われてしまうケースがほとんどです。また、けいれん性発声障害という診断がついても、治療できる施設は限られているのが現状です。

当院へは全国よりこのような悩みを持った患者さんが受診されています。

症状について詳しく見る・聞く

簡易診断法

下記に当てはまる項目が多いほど、痙攣性発声障害の可能性が高いと言えます。

けいれん性発声障害の代表的な治療法

ボトックス注射

この方法が世界では主流です。

手術に比べれば身体的負担が少ないと言えます。

ただし、注射の効果は2~3ヶ月ほどしか持続せず、繰り返し注射を行う必要があります。また効果的な部位に注射するのが難しく、注射後しばらく嚥下しにくい、呼吸しづらいこともあるようです。日本では、法律上薬剤の保管施設は限られ、喉頭へのボトックス注射を行っている施設はごく少数です。当院でも、症状に応じて本法を行っております。

音声訓練

音声訓練で治る方もおられるようですが、当院に来院された方で音声訓練で良くなったという方にはお会いしたことがありません。

特に症状が半年以上持続する場合は、保存的治療では難しいと考えています。ただし、手術に対して抵抗がある方は、まずは試してみる価値はあります。

手術(甲状軟骨形成術Ⅱ型)・・・【当院での主な治療法】

2000年に一色信彦が世界ではじめてこの手術を行い、その有効性を報告しました。以後、一色らは500人近くの方に本手術を行っています。

本術式の長所は、術中に声の調節が可能である点(手術は局所麻酔で行います)、術後の音声が好ましくなければ、再手術で元に戻すことができる点、声帯そのものにはダメージを与えないため、他の手術法に比べかすれ声になりにくい点が挙げられます。手術時間は1時間~1時間半ほどです。

一方短所は、100%元通りの声が戻るわけではないという点です。喉頭だけではなくその周囲の筋の緊張(ジストニア)が強すぎる方では、あまり有効でなかった例も経験しています。また、声を使う職業のため、術後声のつまりはなくなったが、少し声がかすれる、あるいは大きな声が出にくくなる、という点で満足いただけない方もいらっしゃいます。また、術後1週間は完全に沈黙を守っていただく必要もあります。

この手術内容について詳しく見てみる

入院手術の手引き・スケジュールを見てみる

費用について詳しく見てみる

声のお悩みをお聞かせください

日常の生活において、あなたが自分の声に感じることをお聞かせください。

音声外来専用お問い合わせフォーム
けいれん性発声障害の方もこちらから

お問い合わせ送信後、あなたの声を録音した音声ファイルもしくは録画した動画を送信頂くこともできます。読み上げる文章は本院ボイストレーナー轟による発声サンプルをお聞きください。

サンプル音声を聞く

診察日が決まっている方はこちらからお願いします。

診察日が決定した方専用の症状送信フォーム

声のお悩みは他の病気とは違い、客観的には支障が少ないようでも、本人様にとって社会生活上の悩みは深刻です。一方で、より身近に声帯の手術を受ける事が出来る時代でもあります。当院医師と相談しつつ、一緒により良い生活を築いていきましょう。
日頃感じるあなたの声に関するご回答を基に、当院から連絡し解決への道のりをご提案させて頂きます。
まずは私たちと共に不安の軽減に努めましょう。