麻酔の注意事項

全身麻酔とは?

静脈麻酔薬と吸入麻酔薬、この二つの薬を使うことで患者様は全く意識がなく、全く痛みも感じなくなります。また、継続して投与することで、手術の途中で目が覚めたりすることはありません。

しかし、「ただ寝てしまう」だけが全身麻酔なのではなく、手術という外敵から「体を護る」のが全身麻酔です。

全身麻酔は怖い?

「麻酔は怖いのですが、大丈夫でしょうか?」「麻酔から覚めないなんてことは無いでしょうか?」「ちゃんと麻酔が効くでしょうか?」という質問をよく受けます。

確かに薬で突然意識を失わせる行為ですし、機械に繋がれるというイメージがあるので怖いと感じるのは当たり前です。

しかし、現在では安全性の高い麻酔薬・麻酔法の開発、麻酔器具・監視装置の進歩により、麻酔の安全性は大変高まりましたし、当院では全症例、麻酔科医が担当しております。麻酔科医が上手に使えば全く怖いものではありません。

麻酔科医の仕事とは?

患者様は意識がある時は「痛い」「気分が悪い」「息苦しい」など自分で訴える事が出来ますが、全身麻酔中は出来ません。そこで麻酔科医が患者様になり代わり、患者様の状態に絶えず気を配り、手術侵襲に対して起こりうる生体反応を察知し、適切な処置を行います。

手術中という特殊な状況下で患者様の命を守るのが麻酔科医の大きな役割です。

全身麻酔の流れや合併症について詳しく説明しています。全身麻酔を少しでも理解していただき、安心して全身麻酔を受けていただくための説明書です。手術される方は入院するまでに必ずお読みください。

麻酔説明書
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