機能性発声障害の症状・症例

声帯そのものの病変や声帯麻痺などの運動障害が無いにも関わらず、声が出しにくい、思うような声が出ない場合、機能性発声障害が疑われます。人によって症状は様々で、喉の筋肉に力が入りすぎて声帯が締まりすぎることにより、声が出しにくい、ガラガラする、といった症状の過緊張性発声障害、逆に筋肉の緊張が低すぎて声帯が締まらず、声がかすれる、大きい声が出ない、といった症状の低緊張性発声障害などがあります。また、発声するときに息が吐けずに、出だしが出ない、喉が締まる感じがする、声が続かないといった症状などもあります。

良い声を出すためには、発声時にしっかりと息を吐くこと、声帯が適度に緊張していること、口・鼻・副鼻腔といった共鳴腔をうまく利用することの3つが大切です。聞き取りやすい声は、声質だけではなく、話し方、発音の仕方も影響します。言語聴覚士のリハビリテーションでこのような症状を改善していきます。痙攣性発声障害でも同様の症状が出ることがあります。リハビリテーションによって症状が消失すれば、痙攣性発声障害ではないという診断がつくこともあります。

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声のお悩みは他の病気とは違い、客観的には支障が少ないようでも、本人様にとって社会生活上の悩みは深刻です。一方で、より身近に声帯の手術を受ける事が出来る時代でもあります。当院医師と相談しつつ、一緒により良い生活を築いていきましょう。
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