内転型けいれん性発声障害の症状・症例

症状

内転型けいれん性発声障害は声帯が内側に閉じてしまう為、声を出そうとすると声がつまる・声が震えるなどの症状が起こります。無理に声を出そうとすると自分の意志と無関係に声帯が異常な動き方をしてしまう為、苦しく絞り出すような声になってしまい、息漏れ声、かすれ声になるケースもあります。

この症状と逆に、声帯が外側に開いてしまい声が抜けすぎてしまう外転型けいれん性発声障害もあります。

内転型・外転型、いずれにおいても声帯そのものの性状には異常がないことが多く、耳鼻咽喉科を何軒受診しても「異常なし」「精神的なストレスが原因」と言われるケースも少なくなく、耳鼻咽喉科医の診察にても診断がつかないことがほとんどです。

症例1. 男性 50歳

詰まりがひどい例

症例2. 女性 37歳

震えがひどい例

症例3. 女性 25歳

詰まりとかすれがひどい例

症例4. 女性 30歳

 

診断

経鼻内視鏡にて声帯の動き・性状を観察して診断をつけます。また発声時の声の性質によってある程度判断がつきますが、耳鼻咽喉科医の中でも音声外科専門医の診察を受けることをお勧めいたします。

治療

ボツリヌス毒素を注射することにより一時的な改善を見ることもありますが、薬の効果が数カ月で切れるので注射を繰り返す必要があります。それに対して一色らが行っている喉頭枠組手術は半永久的な効果が期待できます。

当院での取り組み

心理療法、発声訓練、薬の服用などは殆ど無効です。

2003年、世界で初めて全く新しい治療法(一色の甲状軟骨形成Ⅱ型)を行ってから10年経過しますが、再発はありません。声帯の前方の付け根を少し広げ、声帯が過度に閉まるのを防ぐ方法です。

珍しい声の病気ですが、全国から患者さんが集まり、すでに350人以上(2012年8月現在)手術しております。極めて安全な手術です。

一色の甲状軟骨形成術2型について

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声のお悩みは他の病気とは違い、客観的には支障が少ないようでも、本人様にとって社会生活上の悩みは深刻です。一方で、より身近に声帯の手術を受ける事が出来る時代でもあります。当院医師と相談しつつ、一緒により良い生活を築いていきましょう。
日頃感じるあなたの声に関するご回答を基に、当院から連絡し解決への道のりをご提案させて頂きます。
まずは私たちと共に不安の軽減に努めましょう。