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鼻粘膜焼灼術

手術内容

鼻粘膜焼灼術方法鼻の中に麻酔液を浸したガーゼを挿入し、約20~30分程度麻酔液が鼻の中に浸透するのを待ちます。

実際に鼻内に高周波メスで処置を行うのは10~15分です。アレルギーにより腫れてしまった粘膜(下鼻甲介)に高周波メスを刺入し、適度な熱を加えることにより体積を減らします。

終了後止血目的のガーゼを挿入し、帰宅後出血が無いことを確認の上抜いて頂きます。術後2,3週間は鼻をかんだときに血液混じりの分泌物が見られますが、大量に出血することはありません。

対象の方

手術の満足度グラフ特に鼻づまりがひどい方がお勧めです。鼻づまりが原因のいびきについても効果があり、術後寝息が静かになったという方もおられます。

残念ながら鼻水やくしゃみの改善には効果は十分ではないようですが、鼻づまりについては当院で治療を受けられた方の9割前後の方(右グラフ参照)が改善を自覚されています。

薬物療法では鼻づまりは改善しにくく、また市販の点鼻薬は使用後2、3時間は効果があるものの、その濫用はかえって鼻の粘膜を腫れさせてしまいます。点鼻薬の使い過ぎで鼻の粘膜が腫れたままになってしまった方(薬剤性鼻炎)にも好ましい治療法といえます。

手術に関しての注意

術後1週間は、鼻づまりがひどくなることがある点

術後はしばらくの間、創部のかさぶたや分泌物が固着することにより鼻が詰まった状態になります。
1週間後に受診されるときに、鼻内のクリーニングを行うことでかなり鼻づまりが改善されます。特に鼻づまりの酷い方は、1週間待たずに受診されてもかまいません。

一回の治療では効果が不十分で、間隔をあけて複数回の手術が必要になることがある点について

鼻の適度な通り具合と鼻本来の機能である加湿・加温作用を両立させる必要がありますので、粘膜の焼灼をやりすぎることは避けなければいけません。
そのため、まずは焼灼の程度をやや控えめにして、術後十分な改善が見られなければ追加焼灼を行うという段階的な方法が好ましいと考えております。鼻本来の機能を温存することを優先するならば、2回もしくは3回に分けて行う方法がよいでしょう。

特に小児において術後しばらく経過すると、再び鼻づまりが酷くなることがある点について

まだ日本でもこの医療機器が使われ始めたばかりですので長期成績はいまだはっきり申し上げられませんが、学会における他の医療機関の報告を見ても、2,3年の期間での再発は多くはありません。
ただし、当院で施術を受けられた方のうち、15歳未満の小児で重篤なアレルギーがある場合は再び鼻粘膜が腫れてくることがありました。成人より小児のほうがコントロールは難しいようです。本治療の適応になるかどうか診察いたしますので、鼻づまりでお悩みの方はまずはご相談ください。

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