荻野医師による鼻外来

鼻の悩みを手術で改善したい!

そうお考えの方も多いと思います。ここでは手術までの実際の流れを鼻外来を担当している荻野医師と見ていきましょう。

鼻外来 担当医
荻野 枝里子

基本診療 : 午前診 - 水曜・土曜(不定期)
午後診 - 月曜・金曜

荻野医師の経歴はこちら

初診

手術のご案内について

鼻茸(はなたけ)鼻中隔弯曲症、また薬剤による治療が有効でない場合、手術適応となります。鼻の手術を受けたい方、他院からのご紹介の場合もまずは診察をさせていただき適切なご案内をさせていただきます。

まずは問診表へ記入

まずは問診票のご記入をお願いします。当院であらかじめお渡しする問診票には出来るだけ詳しくご記入願います。

初診の方は「初診・再診の方」もご覧ください

診察

次に診察です。
問診票を基に実際に鼻の中を見せてもらいます。ここでは主に

  • 粘膜の色
  • 腫れ具合
  • 鼻中隔に弯曲はないか
  • 鼻水の色や粘性
  • 鼻茸の有無
  • 腫瘍などが隠れていないか

を確認しています。
鼻内の状態によってはファイバースコープを使い、映し出された映像を患者様と確認しながらご説明する場合もあります。

検査

患者様の鼻の状態をさらに詳しく調べるためにCT(コンピュータ断層撮影)を行います。

副鼻腔炎の重症度を調べる際には、このCTでの検査が必要となります。

診断

結果を総合的に見ながら、患者様と共に今後の治療方針などについて決めていきます。

まずは、今あなたの鼻で何が起きているのか、手術の適用はどうするか、日程、術前検査の日取り、お薬の処方などお伝えします。

術前検査

安心して手術を受けて頂く為に、事前に検査を行います。この検査と診察時のヒアリングも加味し最善な術式を決定します。

手術日よりおよそ1ヶ月前に術前検査を行います。看護記録を記入しご持参下さい。

※看護記録とは?
今までの既往歴やアレルギー歴・麻酔歴をおうかがいする問診票です。

検査

胸部レントゲン

全身麻酔をうけていただくにあたり、呼吸器疾患がないかを調べる検査の一つです。

CTスキャン

鼻・副鼻腔の形や炎症の程度が詳細に分かります。ナビゲーションを使用するために再撮影が必要となることもあります。

鼻腔通気度検査

鼻づまりの症状をより詳しく調べるために行います。鼻呼吸時の空気の圧を図ることで、物理的に鼻がつまっているのか、または心因性のもの(息苦しい感じがする)なのか、手術が適切かどうかなどを確認します。

嗅覚検査

香りがついた検査シートをかぎ分ける力をみる検査や、注射後ににおいが感じるかを調べる検査を行います。

血液検査

全身麻酔をうけるにあたり全身状態に異常がないかを調べます。またアレルギーの有無や血中のアレルゲン物質を確認するための検査も行います。今後のアレルギー原因物質からの予防対策にも必要な検査です。

診断

検査が終わりましたら、あとは手術・入院説明日を設けて手術当日に至ります。当日まで安静にお過ごしください。

手術・入院説明については手術の手引きをご覧ください

手術日

不安もあるかと思いますが、どうぞリラックスしてお越しください。

持ち物・時間に関する注意事項

来院いただきましたら、入院病室にて術衣に着替えていただきます。また、点滴や検尿をして頂く場合があります。

入院時間、術前の注意事項はこちらを参照下さい

麻酔

手術室に入りましたら、手術台に移っていただき、まずは心電図と血圧計をつけます。手術室で手の静脈から点滴を取り、ここから麻酔の薬が入ることで全身麻酔が始まります。小児など点滴がとりにくい場合はマスクで麻酔のガスを吸引して眠っていただきます。

あなたの意識があるのはここまでです。

麻酔の諸注意についてはこちらを参照下さい

手術

今回の手術は、内視鏡下副鼻腔手術です。内視鏡を鼻孔(鼻の入り口)から挿入し、鼻や副鼻腔の中をモニター画面に映しながら行う手術です。副鼻腔内の膿・粘液を除去し、病的粘膜を切除します。

また手術中、どの部位を操作しているかをリアルタイムにCT画面上で確認できる「ナビゲーションシステム」の導入により、複雑な立体構造をしている副鼻腔の手術をより安全に行うことができます。

ナビゲーションとは?

手術器具が副鼻腔の中のどこで操作されているのかがCT画面上で確認できる医療器具です。
副鼻腔炎の手術では眼や脳と副鼻腔の境目が炎症や出血のため分かりづらいことがあるため、ナビゲーションで確認することでより安全な手術を行うことができます

当院では大学病院などに配備されている最新の「磁場式ナビゲーションシステム」を導入し、現在副鼻腔炎の手術(内視鏡下副鼻腔手術)で使用しています。

患者様には手術中、前額(おでこ)にアンテナに相当するものを貼り付けさせていただきます。 手術後数日間シールを貼っていた部位が少し赤くなりますが、自然に消えていきます。

ご夕食

手術後は、2~3時間後に飲水テストを行い、異常がなければ食事が開始になります。

ご夕食はご用意しておりますので、飲食に問題が無いか確かめつつお召し上がりください。

翌日

1泊入院の場合は翌日AM9:00頃に御家族などのお迎えが必要です。
お迎えができない場合はご相談ください。

朝食

翌朝は、朝食をご用意しております。飲食に問題が無いか確かめつつお召し上がりください。

診察

退院後診察を行います。
また看護師より今後の通院や生活について説明がございます。

あまり無理はせず、荷仕度が整い次第帰宅となります。

お気をつけてお帰り下さい。

術後

手術後は状態にあわせて週に1~2回の通院をして下さい。個人差がありますが約1~2ヶ月で落ち着いてきます。その後は定期的(1~3か月おき)に、約1年間経過を診させて頂きます。

その後は、年に2回程度、定期健診として受診して下さい。

メール配信システムにより、次回来院時期をお知らせしております(既手術患者様のみにご案内しております)。またお知らせ日以外にも、違和感がある場合や、ご相談等がございましたらご連絡ください。

鼻の中は手術後一時的に腫れるため、症状の改善を術後すぐに実感できません。術式や患者様に依ることになりますが、手術後傷口が落ち着くまでは一緒に頑張っていきましょう。

引き続き下記内容もご覧ください