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日本耳科学会@横浜


今週は横浜で開催された日本耳科学会に参加して参りました。毎年耳科学会には参加しておりますが、今回は内視鏡関連の演題が非常に増えた印象がありました。  

内視鏡は、耳鼻科だけではなく、ほとんどの外科領域で長足の進歩を遂げています。肉眼で直接見るよりもはるかに繊細に術野が描出されるため、病変部位を観察することには特に優れています。また術野に接近したうえimg_7507で高角レンズを通して見えるため、顕微鏡では死角になるところでも内視鏡では観察が可能となります。その一方で、片手で内視鏡を持つため、両手での操作ができないという欠点があります。また顕微鏡では術野は両眼で3Dで見えますが、耳の内視鏡については術野がかなり狭いため2Dカメラしか使用できず、手術操作の際に慣れが必要になります。なんといっても、ただでさえ狭い外耳道の中に、内視鏡と手術器具を同時に入れて操作することは、しばしば困難になります。当院では、顕微鏡メインで死角になる部分については内視鏡を併用する体制でやっておりますが、機器の進歩とともに内視鏡のウエイトが徐々に増えてくるであろうと思います。

あと、今回印象に残ったのは補聴器についてのセミナーです。現在補聴器のフィッティングは毎週水曜日に、古くからお付き合いがある大阪のエイドセンターという補聴器の業者さんにしていただいています。img_7509機器の試聴や選別について、エイドセンターと患者さんの間での話し合いにほぼお任せしておりますが、これについても医師や言語聴覚士が積極的にかかわることで、より患者さんの補聴器への満足度が上がるようです。現状では、購入に至る方は6,7割くらいで、購入されても合わなくて結局使用しない方も少なからずおられます。正しく補聴器装用とフィッティングを時間をかけてやると、補聴器に満足される方が増えるのは確かなようです。来年からは、当院にも常勤の言語聴覚士に来ていただいて、従来からやっている音声治療に加え、補聴器のフィッティングも行ってゆきたいと考えております。またその際にはお知らせさせていただきます。

毎年学会に参加しておりますが、ここ数年は特に内容の変化のスピードが速く感じております。診療を休ませていただいたり、皆さまにはご迷惑をおかけすることもあると思いますが、やはり知識をアップデートしたり、情報を交換する貴重な場ですので、ご理解いただきますようお願いいたします。

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