病気や痛みは、時間や曜日関係なくおこります。
夜や休日、医院が休館の時に万一そうなった場合の
応急対策を少し紹介しておきます。
ただし、あくまでもホームページ上で紹介できる情報は万全ではありません。
病気や症状には患者様それぞれで異なりますので、
できるかぎり専門の医院での診察をしていただくようにお願い致します。
■急に耳が痛くなった場合
ほとんどの場合、急性中耳炎で、風邪をひいているお子様に多く起こります。特に緊急性はありませんが、中耳炎の場合はかなり痛がりますので、とりあえず痛みを抑える必要があります。
バファリンなどの鎮痛剤、小さなお子様の場合は熱さましの坐薬(熱がなくても使用可です)を使うことで、痛みは抑えられます。お薬が手元にない場合は、冷やした濡れタオルなどで耳の周囲を冷やすことで痛みは少し和らぐはずです。急性中耳炎の場合、引続き滲出性中耳炎に移行し長期間治らないことがあります。子供は少々聞こえが悪くてもなかなかそれを訴えませんので、痛みが治まっても、耳鼻科を受診されることをお勧めします。
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正常な鼓膜所見
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急性中耳炎の鼓膜所見
■耳掃除の際、耳を傷つけてしまった場合
みみかきを耳に入れたまま、人やものにぶつかって傷をつけてしまうことが多いようです。耳から出血するとびっくりしますが、多くの場合は外耳道、鼓膜の損傷で、傷ついてもすぐに治ります。
ただ、受傷と同時にめまい、吐き気がする、とか、耳鳴りがひどくて全く聞こえなくなった場合は、内耳障害の可能性があり、急いで耳鼻科を受診したほうが良いでしょう。鼓膜を破っても、ほとんどの場合、自然治癒しますので、将来にわたって難聴が残ることは稀です。
■鼻血が止まらない場合
子供の鼻血は多くの場合、鼻の入り口付近のキーゼルバッハと呼ばれる部分からの出血です。頭を高くした状態(イスに座った状態)で小鼻をつまんで冷たいタオルで鼻の周囲を冷やしてください。出血を繰り返す場合は鼻アレルギーなどが合併している場合もありますので、耳鼻科受診をお勧めします。
大人の場合も同様の処置で止まることが多いですが、高血圧や肝機能不全などの病気をお持ちの方は止血しにくい傾向があります。
血液はすぐに凝固して、時にゼリーのようなかたまりになって出てくることがありますが、特に心配なことではありません。一旦止血しても、強く鼻をかんだり、熱いお風呂にはいったり、激しい運動をしたりすると、再び出血することがありますので注意してください。
■鼻に異物を入れた(幼児)場合
玩具などを鼻に入れて取れなくなってしまうケースも幼児によくみられます。緊急性はありませんが、鼻の内部は外から見にくいので、耳鼻科を受診して摘出しましょう。また、風邪の前ぶれがないのに、急に悪臭のする鼻水(黄色〜緑っぽい)が出てくる場合は、知らない間に異物を鼻に入れてしまっている可能性があります。
■魚の骨が刺さった場合
扁桃腺(図参照)はよく骨が刺さる部位です。懐中電灯で照らしてもし見えれば、ピンセットでつまみ出せばよいでしょう。扁桃腺に骨が見当たらない場合は、やはり耳鼻科受診してください。ご飯の丸呑みなどがよい、と言われる方もおられますが、更に深く刺さってしまう可能性がありますので、あまりお勧めできません。
■めまいがする場合
あまり知られていませんが、めまいは耳鼻科の病気です。めまいの8〜9割は頭位性めまいやメニエル病などの内耳性のめまいであり、命取りになることはまずありません。乗り物酔いの薬(トラベルミンなど)があれば、服用して安静にしていてください。
意識がはっきりしていない場合や目の前が真っ暗になるような症状、言葉のろれつが回らない、手足がしびれているなどの神経症状が伴う場合は脳からくるめまいの可能性がありますので、早急に脳外科、神経内科がある病院に受診するほうがよいでしょう。